こんにちは、こんばんは。
「今日の雑学」59回目は・・・
光の三原色・色の三原色
みなさんは、「光の三原色・色の三原色」を知っていますか?小学校や中学校の美術の授業で知った人が多いのではないでしょうか(^^)
「光の三原色」ってなに?
「光の三原色」は、割合を変えて混ぜ合わせるだけでどんな色でも表すことができる「基本の三色」のことで、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)が基本の三色にあたります。また、「加法混色(黒に足していくイメージ)」とも呼ばれていて、どんどん光が重なっていくと次第に明るくなっていき、最終的に白になります。みなさんのご家庭にあるテレビやパソコン、スマートフォンなど、そのもの自身が発光しているものの色は全て光の三原色で作られています(^^)
「色の三原色」ってなに?
「色の三原色」は、割合を変えて混ぜ合わせるだけでどんな色でも表すことができる「基本の三色」のことで、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)が基本の三色にあたります。また、「減法混色(黒から引いていくイメージ)」とも呼ばれていて、三色全てが混ざると黒になります(実際には黒に近い茶色)。絵本やチラシ広告など、印刷されているものの色は全て光の三原色で作られています(^^)
◯色を「色」と認識する仕組みは?
実は、光と物体で色を認識する仕組みは異なります。
光・・・スマホ
物体・・・絵本
として考えてみましょう。スマホはそれ自身が光を発光しているので、直接光を見ることで色を認識することができます(直接的)。それに対して、絵本は太陽光や蛍光灯といった白い光が絵本に当たり、その反射光を見ることで色を認識することができます(間接的)。
もっとわかりやすくしましょう!暗い部屋にいることを想像してみてください(^^)スマホに映し出された赤いりんごの画像をみることはできますか?また、絵本に描かれている赤いりんごを見ることはできますか?前者はできますが、後者はできないと思います。スマホはそれ自体が赤い光を出すので、暗闇でも「赤いりんご」を認識できますよね!ですが、絵本は外部の光が反射し目に赤い光が入ることで「赤いりんご」を認識するので、光のない暗闇では色を認識できないのです。
◯光の三原色と色の三原色で色が違う理由は?
なぜ光の三原色が赤・青・緑になっているのかというと、人間にはこの三色しか認識できないとされているからです。具体的には、人間の視細胞はL錐体(赤い光を感じる)、M錐体(緑の光を感じる)、S錐体(青い光を感じる)という三種類があります(^^)この三種類の視細胞がどのくらい光を感じるかをコントロールすることによって、人間は色を認識することができるのです。また、一見白に見える太陽光も、プリズムに通すとさまざまな色に光に分解されます。太陽光すらもいろんな色の光の組み合わせだったんですね!!
一方、色の三原色がシアン・マゼンダ・イエローなのは、物体(絵本やチラシ広告)に使われるインクが反対色を吸収するように作られているからです。つまり、光の三原色の反対色(補色)が色の三原色になっているのです!具体的には、赤の反対色はシアン、緑の反対色はマゼンダ、青の反対色はイエローになります(^^)
いかがだったでしょうか。
光の三原色と色の三原色にはこのような違いがあることがわかりました。たった三色で無限に色を作れるなんて・・・私はロマンを感じてしまいます笑。光の三原色については波長も関係しているのですが、少し難しいお話になってくるのでここまでにしておこうかなと思います(^^)
ぜひ、周りの人に話してみてくださいね(^^)
ではまた。
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