こんにちは、こんばんは。
「今日の雑学」45回目は・・・
木の葉が紅葉するのはなぜ?
みなさんは紅葉狩りに行ったことはありますか?私はないのですが、いつか行ってみたいなと思っています。一番行きたいのは京都ですかね~。秋になると緑だった木の葉が黄色や赤に変化しとても綺麗ですよね(^^)ところで、木の葉の色が変化する現象はなぜ起こるか知っていますか?そこで、今日は木の葉の色が変わるなぞについてお話ししていこうと思います(^^)
色が変化する葉って?
木の葉の色が変化するのは、「落葉樹」という種類の木です。落葉樹は厳しい寒さに耐えるために葉を落としている樹木のことです。小学校で「植物(葉)は光合成をする」と習ったのではないでしょうか。実は、光合成をするうえで大切な葉は、低温や乾燥に弱いという特徴があります。
黄色に変化する葉(イチョウ)は?
みなさんは、「葉緑素」というものを知っていますか?葉緑素は葉緑体の色素で、クロロフィルとも呼ばれています。木の葉が緑色に見える原因ものですね(^^)葉緑体にはクロロフィルだけではなくカロテノイド(木の葉が黄色に見える原因のもの)も含まれています。
葉が落ちる時期(秋)が近づくと、昼間の時間が短くなり涼しくなってきますよね。そうなると、落葉樹は冬が来るまでに葉から養分を回収しようとします。ここで回収されるのが、植物にとって貴重な成分をたくさん含んでいる「葉緑体」です。葉緑体にはクロロフィルが含まれているので、クロロフィルは分解され壊れていきます。そうなると、だんだんと緑色に見えなくなっていきます。ですが、葉緑体にはカロテノイドも含まれているので黄色がだんだんと現れるようになり、「黄色い葉」に変化したように見えるのです。なぜクロロフィルは分解されカロテノイドは分解されないのかというと、クロロフィルは分解されやすい性質だからです。カロテノイドは少し遅れて分解されます。これはクロロフィルがカロテノイドに比べて貴重な栄養素を含んでいることや、全ての色素を一気に分解すると葉へのダメージが大きいことなどが理由として考えられています(^^)
赤に変化する葉(もみじ)は?
葉が黄色くなる理由は「緑色(クロロフィル)が抜けて黄色(カロテノイド)が残るから」でしたね。一方、葉が赤くなるのは新しく赤い色素ができるためです。カロテノイドは含まれていません。赤い色素はアントシアンと呼ばれていて、クロロフィルが分解されるのと並行して合成されます。秋が深まり、ほかの色素(クロロフィル)が分解されていくと、色の混ざりがなくなって鮮やかな赤色になっていきます(^^)
いかがだったでしょうか。
まとめると、「黄色に変化する葉の葉緑体にはクロロフィル(緑色)とカロテノイド(黄色)があり、涼しくなるとクロロフィル(緑色)が分解されカロテノイド(黄色)が目立つようになる。赤色に変化する葉の葉緑体にはクロロフィル(緑色)があり、分解されると同時にアントシアン(赤色)が作られ、赤色に変化する」といった感じでしょうか(^^)葉の色はこのように変化していくんですね!赤色に変化する葉と黄色に変化する葉で原理が違うのも面白いなと思いました!
ぜひ周りの人に話してみてくださいね(^^)
ではまた。