「死生観」を持とう。
こんにちは、こんばんは。
みなさんお久しぶりです(^^)もっと更新できたらよいのですが、なかなか更新できない日々が続き・・・。これからも少しの間はゆったりペースになってしまうと思いますが、みなさんもゆったりと見ていってくださいね(^^)
「死生観」を持とう。
みなさんは、「死生観」という言葉を聞いたことがありますか？あまりなじみのない言葉ですよね。「死生観」を調べてみると、コトバンクには「死あるいは生死に対する考え方。また、それに基づいた人生観。」となっています。簡単に言うと、今後訪れる死に向かってどのように生きていくかを考えることです(^^)中には「嫌な話するなよ～」と思う方もいるかもしれませんね！それもそうです。「死」に関するお話はなんとなくタブーなイメージがあります。ですが、私は死生観を持つ事はとっても大切だと思っています(^^)
仕事の話をちょこっと
私は精神科の病院で働いています。そうなると、残念ながら起こってしまうのが患者様の「死」です。今年の４月に働き始めてからすでに何人かが亡くなっています（病気だけではなく自殺してしまう方も）。精神科ということもあり比較的死と直面することは一般的なの病院よりは少ないと思いますが・・・。ですが、精神科には認知症の患者様がとっても多いです。「判断力」「理解力」「記憶力」「思考力」など、多方面おける症状を持つ方々と接していく中で、若いうちに死生観を持っておくことの大切さを感じました(^^)
どこで「死」を迎えたい？
では、具体的に死生観について考えていきましょう(^^)今回は「最期を迎える場所」を考えてみます。病院には医療の専門家が多くいるので、いざとなった時にはすぐに駆けつけてもらえますよね！ですが、自分の住み慣れた場所で最期を迎えたいという方は自宅という選択肢もアリかもしれません。家族がそばにいると安心感がありますよね(^^)ですが、中には「病院は自由に暮らせないから嫌だけど家にいることで家族に負担をかけるのも嫌！」という方もいますよね！そういう方は、一部介護施設では看取り介護を行っているので、そのような施設を利用するのも用意かもしれません(^^)金銭面の不安さえなければですが・・・。
また、「ホスピス」という選択肢もあります。ホスピスは治る見込みのない病気（末期癌やエイズ）を持つ方が対象の施設で、苦痛の緩和を目的としたケアが行われる場所です。私たちは生きるために治療をしますが、治療には必ず苦痛が伴います。そんな苦痛は、治らないとわかっている人も受けなければいけないのでしょうか。きっと、「治らないのに治療を続け苦しみながら死ぬくらいなら、無理な治療をせず苦痛を減らして死んだ方が良い」と思う方も少なからずいると思います。100％苦痛を無くすことができるわけではありませんが、そのような施設を使うことも一つの選択肢かもしれませんね。
「安楽死」って？
みなさんは「安楽死」を知っていますか？ 「安楽死」というのは、死期が近い方を苦痛から解放するために医師が自殺を助ける行為です。日本では安楽死は認められていませんが、オランダやスイス、アメリカ（一部地域）などでは安楽死が認められています。ただ、外国人が安楽死できるのはスイスだけなので、私たち日本人が安楽死をするときはスイスで行うことになります。
死をポジティブに考える海外とは違い、日本はネガティブに考える傾向があります。「人の命を救うための医師が人の死を助けるなんておかしい」「まだある命を自ら断つのは悪いことだ」というような感じですね。ですが、中には「早く楽にさせてあげたい」という思いもあるのか、病気で悶絶する家族に対し農薬を飲ませて死亡させる事件や、病院で病気を患っている患者様の家族の望みにより医師が安楽死させ、殺人罪に問われる事件などもありました。私は安楽死で最期を迎えたいですが、日本で安楽死が合法化されるときは来るのでしょうか・・・。
みなさんは、安楽死についてどう考えますか？
安楽死を受けたいと思いますか？
大切な人が安楽死を選び、看取る立場になったらどう思いますか？
「どう死ぬか＝どう生きるか」
今回は「死生観を持とう」というテーマでお話してきました。なんとなく暗い気持ちにさせてしまいましたかね・・。申し訳ございません・・・。ですが、ここからは少し明るい話です(^^)
一歩ずつ死に向かっていく中で、これからどのように生きていきますか？
もし今日が自分の人生最期の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか？
私は毎日「あぁ、明日も仕事か。いやだな、行きたくないな、あぁぁぁ～～～！！」と思いながら過ごしています笑。みなさんはどうですか？自分がやりたいと思うことができていますか？私は今の状況を変えるために、精一杯頑張ろうと思っています。やり直したいことはありませんか？やり直せないことの方が多いかもしれませんが、「あの人に謝りたい」「行けなかった場所に行きたい」といったものなら叶えられそうですね(^^)
死ぬときに「ああ、いい人生だったな」と思えるよう、どう死ぬか・どう生きるか考えてみましょう！
まとめ
自分の死生観を持つ事はとても難しいです。ですが、「どこで死にたいかな」「そもそも死ぬってどういうことなんだろう」「これからどう生きようかな」と少しだけでもいいので考えてみましょう(^^)身体障害や精神障害が出てしまい、意思選択や意思伝達が難しくなってしまってからでは遅いです。今この瞬間から最期を迎えるまで自分らしく生きたいですよね！
みなさんの「理想の死」は何ですか？
ではまた。
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