こんにちは、こんばんは。
「今日の雑学」78回目は・・・
「サバを読む」ってなぜサバなの?
みなさんは、「いやいや、あの人絶対サバ読んでるでしょ!」と思ったことはありませんか?この慣用句は、一般的には年齢や身長をごまかすときに使いますよね。テレビでも目にすることも多いです。そんな「サバを読む」ですが、なぜサバなのでしょうか?鮪や鯵など、他の魚ではだめなのでしょうか。そんなわけで、今回は「サバを読む」という慣用句についてお話していこうと思います。
**サバは◯◯が早い!**
実は、サバは鮮度が落ちるのがとても早い魚です!見た目が新鮮でも中が腐っていることもあるようで・・・。サバの肉は漁獲してから短い時間で酵素分解が進むので、人によっては蕁麻疹が出ることもあります(現代は技術の発達により安全に食べることができる)。このことを表したのが「鯖の生き腐れ」です(^^)その上、サバは数もたくさん獲れるのでもう大変。サバを売買する魚市場では、大量のサバを素早く数える必要があります。そうなってくると何が起こるのでしょう。正確性が下がり数を間違えてしまう人や、わざと数をごまかして売買する人が出てきますよね。そんなわけで、「サバを読む」という言葉ができたのです!当時は「数が合わなくなってしまう」という意味でしたが、現代では「都合のよい数にごまかす」と意味に変化しました(^^)
**では、なぜ「読む」なの?**
サバなのはわかったけれど、なぜ「読む」んでしょうか。私たちは「本を読む」「新聞を読む」のように、"文字を見て意味を理解する"というニュアンスで使っていますよね。ですが、実は「読む」という言葉には"数を数かぞえる"という意味もあるんです!現代では"かぞえる"という意味で使われることは少なくなりましたが・・・。例を挙げると、「秒読み」「票を読む」などがあります。わずかながらも残っているんですね(^^)
いかがだったでしょうか。
「サバを読む」の意味がかなり整理されたのではないでしょうか。サバでなければならない理由を知ることができて良かったです笑。みなさんはサバを読んではいけませんよー笑!!
ぜひ周りの人に話してみてくださいね(^^)
ではまた。
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