こんにちは、こんばんは。
「今日の雑学」17回目は・・・
「師走」ってどんな意味?
いよいよ12月が始まりましたね!今年も残すところあと1ヶ月です。早いですね・・・。ところで、月にはさまざまな呼び名がありますが、12月は師走と呼ばれますね。この師走って、どのような意味だか知っていますか?今回は、「師走」に関するお話をしていきたいと思います。
「師走」っていつ頃?
「師走」というのは、旧暦で12月を表す言葉です。当時は12月下旬〜2月の上旬頃を表す言葉として使用されていました。ですが、現在では「12月=師走」とされています。
「師走」の意味・由来は?
「師が走り回る」説
年末は「師」が忙しくて走り回るから「師走」という説です。「師」が誰を指すのかでさらに細かく分けられます。まず「お坊さんが仏事のために忙しく走り回る」様子、次に「御師がお寺や神社の参拝客の案内で忙しく走り回る」様子、そして、「先生が成績処理や生徒指導で忙しく走り回る様子」です。
「年果つ」説
旧暦では12月は1年が終わる月なので、四季が終わる・年が終わるという意味で、「年果つ(としかつ)」という言葉が元になっているという説があります。さらに年果つ(としかつ)変化して、としかつ→としはす→しはす→しわす、となったと言われています。
「当て字」説
これは、奈良時代の書物に「12月」の部分に「師走」とふりがなが書いてあったので、その書物を書いた人が当て字をしたことから始まったのではないかと言われています。
「 師走」以外の呼び方は?
晩冬(ばんとう)
「冬の終わりの月」という意味があります。現在では、冬といえば12〜3月を想像する方が多いかと思いますが、旧暦では、冬は10〜12月とされています。(1〜3月が「春」、4〜6月が「夏」、7〜9月が「秋」、10〜12月が「冬」)そのため、12月は「冬の終わりの月」にあたります。
三冬月(みふゆづき)
考え方は晩冬と同じです。冬(10〜12月)の3番目の月という意味です。
春待月(はるまちづき)
旧暦だと12月は冬の最後の月なので、次の1月は春ですね。そのため、「春を待つ月」にあたります。
梅初月(うめはつづき)
これも、1月から春なので梅が咲き始める月という意味です。
歳極月(としはすづき)
これは読み方に注意です!少し難しいですね。旧暦の最後の月なので、「一年の極み(最後)の年」という意味です。
いかがだったでしょうか。
師走の由来ははっきりとしておらず、たくさんの説があるみたいです。今年ももうすぐ終わってしまいますね・・・。悔いのない1年にしましょう!今年は暖冬だと言われていますが、くれぐれも体調にお気をつけ下さい(^^)
ぜひ周りの人に話してみてくださいね(^^)
ではまた。