ちひろの独り言(かっちり、ゆるっと。)

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【今日の雑学】勤労感謝の日は、勤労に感謝する日ではない?!

こんにちは、こんばんは。

「今日の雑学」12回目は・・・

 

勤労感謝の日」は何の日?

 

今日は勤労感謝の日なので祝日ですね!今日もお仕事をしている方もいると思いますが、お休みの方は仕事を忘れてゆっくりしているのではないでしょうか(^^)お子さんに「いつも働いてくれてありがとう」なんて言われたらきっとたまらなく嬉しいですよね!ですが、勤労感謝の本当の意味を知っていますか?「働く人に感謝する日」という意味だと思っている方が多いと思いますが、実はちょっと違うのです

 

勤労感謝の日」のもとは収穫祭だった?!

 

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勤労感謝の日は、1948年に11月23日を国民の祝日として認定されました。「働くことを敬い、生産を祝い、国民が互いに感謝し合いましょう」という趣旨の元生まれました。しかし、由来を調べると働く人に感謝することとは少し違うのです。

 

もともと、勤労感謝の日である11月23日は新嘗祭が行われていました新嘗祭とは、簡単に言うと収穫をお祝いする日です。収穫した農作物をお供えし、命を授けていただいたことに対して神様に感謝をするという祭祀が行われていました。昔は現代よりも自給自足の生活だったので、農作物が健康に育ち収穫できるかどうかは生死に関わりますよね。そのため、国民にとって新嘗祭はとても重要だったことがうかがえます。

 

しかし、戦後GHQの指示により新嘗祭はなくなってしまいました。戦争に敗れてからGHQは日本弱体化政策を試み、その中の1つとして、天皇人間宣言をさせました。そのため、戦前は天皇は神格化された存在とされていましたが、戦争に負けたとき、天皇は現人神(人の姿になってこの世に現れた神)ではなく普通の人間として「日本の象徴」になりました。そうなると、普通の人間であることを宣言した天皇が祭祀を司る新嘗祭を祝日にするのは都合が悪かっのです。それが新嘗祭がなくなった原因とされています。

 

ちなみに、当時の名残で現在でも新嘗祭を行っているところもあります。有名なところでは伊勢神宮ですが、全国各地で行われているそうです(^^)

 

いかがだったでしょうか。

勤労感謝の日」は、働く人に感謝する日ではありませんでした。ですが、個人的には働く人に感謝するのは良いことだと思っているので、今後も感謝の気持ちを伝えていけたらいいなと思いました(^^)もともとは収穫をお祝いする日だったので、ごはんを作るという形で感謝の気持ちを伝えるのが一番良いような・・・笑

 

ぜひ、周りの人に話してみてくださいね(^^)

ではまた。